Monday, March 11, 2019

雑誌『築地小劇場』の歴史(1924年~1926年)


雑誌『築地小劇場』の歴史

1924年~1930


 大正13年(1924)、小山内薫、土方与志の手で築地小劇場が創設された。これによって、日本の新劇運動の幕が開かれたといわれる。それは劇場と劇団とが一体となったまさに画期的な運動であり、演劇を愛する若者たちのむせかえるような活気がみなぎった。小山内は劇場の機関誌『築地小劇場』の第1号に「築地小劇場建設まで」という文章を寄せ、「私はもう単なる舞台の芸術家ではありません。私は一つの全人格としてこの劇場の中で働きたいと思っています。私は一個の芸術家であると共に一個の哲学者であり、社会学者であり、同時に又民衆のリイダアであり、社会改良家であるだろうと思います。」とあつく語った。
 その築地小劇場が発行所となり、機関誌『築地小劇場』を1924715日に発行した。編集人は伊藤圀夫で、発行人も伊藤圀夫である。小山内薫の急死をきっかけに、劇団は29年に分裂し、翌昭和5年(1930)には解散した。よって、雑誌の刊行は大正13年から昭和5年までである。
 今日、近代演劇史の研究家にとっては貴重な文献であるばかりでなく、近代演劇の原点として、 芝居を志す人、そしていま、舞台に情熱を傾ける人必読の資料である。そこで復刻本(全63冊・別冊1・付録1)も出ている。





次に示す各号の目次を掲載します。
1924  1    17
1925  2    112
1926  3    18号、臨時号、911
1927  4    1号、臨時号、27号、第三臨時号
1928  5    17
1929  6    17号、9号~11
1930  7    12


雑誌『築地小劇場』  発行:築地小劇場
築地小劇場 ; 創刊号
1924.6
80p
築地小劇場 ; 第二号
1924.7
図版1 ; 65p
築地小劇場 ; 第三号
1924.8
図版1 ; 77p
築地小劇場 ; 第四号
1924.9
図版1 ; 58p
築地小劇場 ; 第五号
1924.10
図版1 ; 69p
築地小劇場 ; 第六号
1924.10
図版1 ; 62p
築地小劇場 ; 第七号
1924.12
図版1 ; 65p
築地小劇場 ; 第二巻 第一号
1925.1
104p
築地小劇場 ; 第二巻 第二号
1925.2
73p
築地小劇場 ; 第二巻 第三号
1925.3
78p
築地小劇場 ; 第二巻 第四号
1925.4
79p
築地小劇場 ; 第二巻 第五号
1925.35
58p
築地小劇場 ; 第二巻 第六号
1925.6
81p
築地小劇場 ; 第二巻 第七号
1925.7
81p
築地小劇場 ; 第二巻 第八号
1925.8
66p
築地小劇場 ; 第二巻 第九号
1925.9
65p
築地小劇場 ; 第二巻 第十号
1925.10
73p
築地小劇場 ; 第二巻 第十一号
1925.11
72p
築地小劇場 ; 第二巻 第十二号
1925.12
90p
築地小劇場 ; 第三巻 第一号
1926.1
88p
築地小劇場 ; 第三巻 第二号
1926.2
68p
築地小劇場 ; 第三巻 第三号
1926.3
65p
築地小劇場 ; 第三巻 第四号
1926.4
67p
築地小劇場 ; 第三巻 第五号
1926.5
53p
築地小劇場 ; 第三巻 第六号
1926.6
59p
築地小劇場 ; 第三巻 第七号
1926.7
63p
築地小劇場 ; 第三巻 第八号 ; 九月号
1926.9
88p
築地小劇場 ; 第三巻 第九号 ; 十月号
1926.10
60p
築地小劇場 ; 第三巻 第十号 ; 十一月号
1926.10
63,7p
築地小劇場 ; 第三巻 第十一号 ; 十二月号
1926.12
70,7p
築地小劇場 ; 臨時号
1926.9
88p
築地小劇場 ; 第二臨時号
1927.1
15p
築地小劇場 ; 第三臨時号
1927.8
37p
築地小劇場 ; 第四巻 第一号 ; 正月号
1927.1
32,6p
築地小劇場 ; 第四巻 第二号 ; 二月号
1927.2
36,6p
築地小劇場 ; 第四巻 第三号 ; 三月号
1927.3
32,8p
築地小劇場 ; 第四巻 第四号 ; 四月号
1927.4
34,8p
築地小劇場 ; 第四巻 第五号 ; 五月「夜の宿」特別号
1927.4
15p
築地小劇場 ; 第四巻 第六号 ; 六月号
1927.6
35,8p
築地小劇場 ; 第四巻 第七号 ; 七・八月合併号
1927.7
40,8p
築地小劇場 ; 第四巻 第八号 ; 十月号
1927.10
38,11p
築地小劇場 ; 第四巻 第九号 ;十二月号
1927.12
47,11p
築地小劇場 ; 第五巻 第一号 ; 三月特集号
1928.3
45,13p
築地小劇場 ; 第五巻 第二号 ; 五月号
1928.5
48,13p
築地小劇場 ; 第五巻 第三号 ; 七月号
1928.7
53,14p
築地小劇場 ; 第五巻 第四号 ; 八月号
1928.8
33,14p
築地小劇場 ; 第五巻 第五号 ; 十月号
1928.10
8p
築地小劇場 ; 第五巻 第六号 ; 十一月号
1928.11
8p
築地小劇場 ; 第五巻 第七号 ; 十二月号
1928.12
12p
築地小劇場 ; 第四臨時号
1927.11
18p
築地小劇場 ; 第六巻 第二号 ; 正月号
1928.12
16p
築地小劇場 ; 第六巻 第二号 ; 二月号
1929.2
24p
築地小劇場 ; 第六巻 第三号 ; 三月号
1929.3
16p
築地小劇場 ; 第六巻 第四号 ; 四月号
1929.4
16p
築地小劇場 ; 第六巻 第五号 ; 五月号
1929.5
16p
築地小劇場 ; 第六巻 第六号 ; 六月号
1929.6
16p
築地小劇場 ; 第六巻 第七号 ; 七月号
1929.7
16p
築地小劇場 ; 第六巻 第八号 ; 九月号
1929.9
8p
築地小劇場 ; 第六巻 第九号 ; 十月号
1929.10
12p
築地小劇場 ; 第六巻 第十号 ; 十一月号
1929.11
12p
築地小劇場 ; 第六巻 第十一号 ; 十二月号
1929.12
12p
築地小劇場 ; 第七巻 第一号 ; 二月号
1930.1
12p
築地小劇場 ; 第七巻 第二号 ; 関西巡業号
1930.2
12p

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1924年第1巻第1
 (劇論紹介)/ p. 431
 露西亞劇論 / オリワア・エム・セイラア/ p. 419
 新舊提言 / ゴオヅン・クレエグ/ p. 2031
 (上演臺本解)/ p. 3280
 「海戰 / / ラインハルト・ゲエリンク/ p. 3241
 「休みの日 / / エミイル・マゾオ/ p. 4242
 「白鳥の歌 / / アントン・チエエホフ/ p. 4346
 「狼 / / ロマン・ロオラン/ p. 4758
 築地小劇塲建設まで / 小山/ p. 5964
 築地小劇塲建設に際して / 土方與志/ p. 6569
 築地小劇塲の設備 / 和田精/ p. 7079
 六號雜記/ p. 8080
 築地小劇塲プラン及びエレベエシヨン
 築地小劇塲演出豫定
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1924年第1巻第2
 (劇論紹介)/ p. 437
 演出者と舞臺畫家――(ラインハルトとシユテルン) / ヘルベルト・イエリンク/ p. 416
 現代戯曲論 / マンドレ・アトワヌ/ p. 1719
 玄人と素人 / ア・タイロフ/ p. 2031
 もう戯曲なんかない / イワン・ゴオル/ p. 3234
 さ・え・ら抄 / 蛇頭生/ p. 1616
 歐洲劇壇消息/ p. 3537
 (上演臺本解)/ p. 3865
 「人造人間 / / カレル・チアペツク/ p. 3843
 「死せる生 / / ゲオルク・ヒルシユフエルト/ p. 4445
 「新夫婦 / / ビヨルンステルネ・ビヨルンソン/ p. 4649
 「天鵞絨の薔薇 / / エドワアド・ノブロオク/ p. 5052
 觀客席より/ p. 5365
 築地小劇場正面及び部寫眞
 築地小劇塲第一回演出寫眞
 築地小劇場演出豫定

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1924年第1巻第3
 (劇論紹介)/ p. 450
 演出者と舞臺畫家――(イエスネルとエミイル・ピルヤンシ) / ヘルベルト・イエリンク/ p. 410
 現代戯曲論 / アンドレ・アントワヌ/ p. 1117
 オリヂナリチイとマンネリズム / ハア・テエ・レツチャア/ p. 1825
 舞臺音樂/ p. 2627
 劇塲に於ける音樂 / ア・タイロフ/ p. 2831
 舞臺音樂に就いて / エル・スウリエルジュツキイ/ p. 3250
 人間と狼 / 秋田雨雀/ p. 5156
 夏、ストツクホルム、『思ひ出』/ p. 5760
 さ・え・ら抄/ p. 6868
 思ひつくまゝ/ p. 6868
 (上演臺本解)/ p. 6177
 『思ひ出』 / 井ルヘルム・マイエルフエルステル/ p. 6167
 『思ひ出』樂譜/ p. 6977
 築地小劇塲第三及第四回演出寫眞
 築地小劇場演出豫定   
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1924年第1巻第4
 劇場に於ける新しき道 / エフレイノフ ; 北村喜八/ p. 24
 ゴオヅン・クレエグ氏の劇論に就て / バクシイ ; 中川暢子/ p. 59
 演出者と舞臺()/ p. 10
 カアルハインツ・マルチン / イエリンク ; 北村喜八/ p. 1013
 セザアル・クライン / イエリンク ; 伊藤圀夫/ p. 1417 
 ゲオルク・カイゼルの片影 / バツプ ; 伊藤圀夫/ p. 1825
 ゲオルク・カイゼル小論 / ヂユクス ; 北村喜八/ p. 2629
 カイゼルの三部作 / 北村喜八/ p. 3035
 英吉利に於ける「ジヨン・ガブリエル・ボルクマン」の初演 / 小山/ p. 3741
 ジヨン・ガブリエル・ボルクマン / ブランデス ; 北村喜八/ p. 4249
 ジヨン・ガブリエル・ボルクマンの事 / 蛇頭生/ p. 5057
 カイゼル小傳/ p. 3535
 カイゼル著作目錄/ p. 3636
 シユレンテルのボルクマン評 / 鷗外博士/ p. 49,57
 言はでもの事/ p. 5858
 さ・え・ら抄/ p. 4141
 夏期臨時公演寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1924年第1巻第5
 樣式化に就いて / アウグスト・ストリントべルク/ p. 25
 今日の獨逸演劇 / イワン・ゴル/ p. 611
 現代獨逸戯曲 / マツクス・クレル/ p. 1218
 日本に於けるイプセン / 水木京太/ p. 1923
 觀客その他 / 北村小松/ p. 2425
 ユウジン・オニイルの戯曲 / 北村小松/ p. 2632
 ユウジン・オニイルに就いて / 北村喜八/ p. 3335
 『地平線の彼方へ』/ p. 3636
 ユウジン・オニイル小傳/ p. 3639
 『どん底』に就いて / エミイル・フアゲ/ p. 4043
 『どん底』に就いて / アルフレツド・ケル/ p. 4448
 ゴルキイ小傳/ p. 4950
 漫談 / 蛇頭生/ p. 5456
 詩の會の事/ p. 5253
 觀客席より/ p. 5769
 築地小劇塲第六及第七演出寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1924年第1巻第6
 芝居は魂だ! / 小山/ p. 25
 小劇場の廊下に立つて / 秋田雨雀/ p. 67
 近代戯曲に現はれた機械 / 北村喜八/ p. 811
 演劇 / サラベルナアル/ p. 1216
 誤まられたる表現主義 / イエリンク/ p. 1721
 作者を探す六人の登場人物 / 蛇頭生/ p. 2225
 ルイヂ・ピランデルロ小傳/ p. 2628
 『戀愛三昧』に就いて/ p. 2930
 アルトウル・シユニツツレル小傳/ p. 3133
 『稻妻』に就いて / マルクス/ p. 3439
 『一人舞臺』に就いて / マルクス/ p. 4041
 アウグスト・ストリントベルク小傳/ p. 4247
 漫談 / 西一/ p. 3939
 シラノに就いて / 高橋邦太郞/ p. 4951
 『詩人の日』に就いて/ p. 4848
 觀客席より/ p. 5262
 築地小劇塲舞臺面寫眞
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1924年第1巻第7
 ゲオルク・カイゼル/ p. 3333
 『朝から夜中まで』に就いて / willibald Omankowski 巖谷三一譯/ p. 3435
 『朝から夜中まで』 / ジイグフリイド・ヤアコブゾオン ; 橫田儔譯/ p. 3639
 「萹豆が煑えるまで」と「遠くの羊飼」とに就いて / 小山/ p. 4043
 漫談 / 西一/ p. 4445
 觀客席より/ p. 4665
 ――雜―― / S/ p. 4647
 今さらの事でもないが / 谷村小五郞/ p. 4749
 「作者を探す六人の登場人物」評 / 倉橋彌一/ p. 4950 
 「夜の宿」評 / 内山榮作/ p. 5556
 「戀愛三昧」評 / 半田康/ p. 6263
 提言/ p. 66
これは築地小劇場の機関雑誌です。
吾々はこれに依って、我々の思想を発表させて貰います。
吾々はこれに依って、我々の為事の註釈をさせて貰います。
吾々はこれに依って、劇に関する新しい知識を紹介させて貰います。
吾々はこれに依って、日本の一般劇団への提議をさせて貰います。
まだ要地で、不熟で、そして粗雑です。
併し、追って一つの独立した演劇雑誌としても、相当価値のあるものを作らせてもらいます。
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1925年第2巻第1
 演劇獨自の價値 / 北村喜八/ p. 210
 ジエスチユア / サラ・ベルナアル/ p. 1112
 エウリエイノフの再評價 / 八住利雄/ p. 1318
 築地小劇塲昨年の爲事に對する批評/ p. 1932
 『ほかの芝居は見ない』 / 川端康成/ p. 2023
 『おべつか』 / 金子洋文/ p. 2830
 『旅立の朝の光で』 / 秋田雨雀/ p. 3132
 ジユリヤス・シイザア / ストリントベルヒ/ p. 3342
 ジユリヤス・シイザアー悲劇? / オツトオ・ツアレツク/ p. 4249
 『幽靈』との決鬪 / ヨンコ・ラウリン/ p. 5053
 海外劇壇近事 / 高橋邦太郞/ p. 5457
 劇塲の部より/ p. 5874
 觀客席より/ p. 75104
 築地小劇塲舞臺面寫眞
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1925年第2巻第2
 世界觀としての表現主義 / ハ・ウエ・カイム/ p. 213
 『櫻の園』に就いて / エム・ベエリング/ p. 1420
 『櫻の園』の初演まで / 八住利雄/ p. 2127
 『櫻の園』とモスクワ藝術座 / 長岡義夫/ p. 2836
 『櫻の園』 / オ・セイララ/ p. 3740
 『狼』 / 高橋邦太郞/ p. 4149
 海外劇壇近事 / 高橋邦太郞/ p. 5051
 ラインハルトのデイ・マメデイ / 羅生/ p. 5253
 觀客席より/ p. 5473
 築地小劇塲舞臺面寫眞
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1925年第2巻第3
 『假面の世界』から / ジョオジ・ジャン・ネエザン/ p. 23
 勞農露西亞に於ける新しき演劇と映 / ハンドレ・カアタア/ p. 411
 新時代と演劇 / エドヰン・レエヅロオプ/ p. 1218
 ハウプトマンの家庭劇 / カルル・ホル/ p. 1922
 『寂しき人々』に就いて / フランツ・シュルテ/ p. 2336
 アントワアヌの手記より/ p. 3739
 森先生の『寂しき人々』梗槪 / 蛇頭生/ p. 3943
 ハウプトマンが文學的生涯に入るまでの略歷/ p. 4345 
 ハウプトマン劇曲目錄/ p. 4546
 オニイルの斷片的紹介 / 北村喜八/ p. 4751
 海外劇壇近事 / 高橋邦太郞/ p. 5257
 外國新聞雜誌より / 於羅抄/ p. 5761
 觀客席より/ p. 6287
 築地小劇塲演出寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1925年第2巻第4
 勞農露西亞に於ける新しき演劇と映(承前) / ハントレエ・カアタア/ p. 225
 ゴオゴリ / ジエ・パトウイエ/ p. 2640
 ゴオゴリの戯曲 / グレゴリイ・ペトロフ/ p. 4154
 ロシア文學史上のゴオゴリの位置 / 蛇頭生/ p. 5557
 プラアグの演劇とチヤペク兄弟 / 北村喜八/ p. 5862
 カレル・チヤペク / 高橋邦太郞/ p. 6366
 我々が『昆虫劇』を書くに至つた經路 / ヨセフ・チヤペク ; カレル・チヤペク/ p. 6769
 觀客席より/ p. 7079
 築地小劇塲演出寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1925年第2巻第5
 ステエプンの俳優論 / 八住利雄/ p. 210
 コルンフエルト演技論 / 北村喜八/ p. 1114
 演出目錄の研究 / 蛇頭生/ p. 1516
 『三人姉妹』 / アジユリイ・デユクス/ p. 1719
 『三人姉妹』の印象 / ドウジイエム・リンチ/ p. 2024 
 『三人姉妹』の初演まで / 長岡義夫/ p. 2530
 『春のめざめ』 / パウル・フエヒタア/ p. 3136
 ヱデキント / ステフアン・ツワイグ ; レオポルト・イエスナア/ p. 3740
 日記の一節 / 生方賢一郞/ p. 4142
 觀客席より/ p. 4358
 築地小劇塲演出寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1925年第2巻第6
 勞農露西亞に於ける新しい演劇と映(3) / ハントレエ・カアタア/ p. 211
 演出目錄の研究(2) / 蛇頭生/ p. 1213
 演劇異邦巡禮(1) / 高橋邦太郞/ p. 1414
 ストリントベルク作『爛醉』に就いて / ツエ・デエ・マルクス/ p. 1523
 『爛醉』と覺醒 / ベルンハルト・デイエポルド/ p. 2428
 アンドレエエフの戯曲に就いて / 小山/ p. 2933
 アンドレエエフの戯曲 / 熊澤復六/ p. 3438
 摳ぐられる『あいつ』 / 八住利雄/ p. 3943
 トルラアの『燕草紙より』 / 池谷信三郞/ p. 4447
 戯曲『ヒンケマン』に就いて / バレツト・エイツチ・クラアグ/ p. 4851
 トルレル自傳 / エルンスト・トルラア/ p. 5257
 觀客席より/ p. 5875
 樂屋より / 生方賢一郞 ; 和氣讓/ p. 7681
 築地小劇塲演出寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1925年第2巻第7
 ドイツの女優 / 成瀨無極/ p. 215
 獨逸の新進女優 / フランツ・ゼルフヒズ/ p. 1619
 クニツペルとチエエホフ / 熊澤復六/ p. 2024
 サラベルナールの思ひ出 / ゲォルグ・プランデス/ p. 2534
 『貞奴』 / ゴオヅン・クレエグ/ p. 5356
 ハアゼンクレエフエルの『決定』 / ロベルト・リイマン/ p. 3536
 『母の愛』 / ツエ・デエ・マルクス/ p. 3738
 『令孃ジユリイ』 / アルトウル・バビロツテ/ p. 3941 
 『伯爵令孃ジユリイ』 / アルクレツド・ケル/ p. 4145 
 『令孃ジユリイ』紹介から/ p. 4552
 『熱風』 / ツエ・デエ・マルクス/ p. 5758
 海外劇壇消息 / 高橋邦太郞/ p. 5961
 演出目錄の硏究 / 蛇頭生/ p. 6265
 觀客席より/ p. 6678
 樂屋より/ p. 7981
 築地小劇塲演出寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1925年第2巻第8
 劇場に就いて / ア・ブロオク/ p. 24
 者の無政府主義 / ヨツト・バブ/ p. 518
 野外劇に對する一考察 / 北村喜八/ p. 1921
 關西地方公演演目解/ p. 2230
 『海戰』 / ゲエリンク/ p. 2223
 『牧場の花嫁』 / シユトランム/ p. 2325
 『母の愛』 / ストリンドベルク/ p. 2527
 『犬』 / チエエホフ/ p. 2829
 『橫つ面をはられる彼』 / アンドレエエフ/ p. 2930
 遊動劇場より / 辻恒/ p. 3135
 劇場の鍊金術から / エス・ウエルミエリ/ p. 3639
 海外劇壇消息 / 高橋邦太郞/ p. 4044
 觀客席より/ p. 4562
 劇塲の部より/ p. 63
 劇場の部より部へ / 和氣讓/ p. 6364
 夏の或る日 / 生方賢一郞/ p. 6466
 築地小劇塲演出寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1925年第2巻第9
 最近のロシアの演劇 / ドオイツチエ/ p. 210
 モスクワ藝術座の小史 / べルチエンサン/ p. 1118
 マツクス・ラインハルト / ホフマンスタアル/ p. 1924 
 ハアゼンクレエフエルの戯曲 / 北村喜八/ p. 2530
 海外劇壇消息――() / 北村喜八/ p. 3133
 海外劇壇消息――() / 高橋邦太郞/ p. 3336
 レパアトリイ研究 / 蛇頭生/ p. 3738
 『熱風』と『ジユリイ孃』の舞臺裝置合評 / 舞臺美術會/ p. 3946
 觀客席より/ p. 4759
 劇塲の部より / 生方賢一郞/ p. 6063
 築地小劇場の夏期の仕事の報/ p. 6466
 築地小劇塲演出寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1925年第2巻第10
 聖ジヨウンの序文() / シヨウ/ p. 23
 表現派以後 / 土荒太/ p. 411
 女優ババノーワ / 八佳利雄/ p. 1215
 小劇場の二三について / 北村喜八/ p. 1618
 斷篇 / グレイン/ p. 1925
 チエエホフの戯曲 / 熊澤復六/ p. 2631
 ペリカン / マルクス/ p. 3238
 海外劇壇消息 / 高橋邦太郞/ p. 3941
 演出目錄硏究() / 蛇頭生/ p. 4242
 舞臺の明るさに就ての一考察 / 遠山靜雄/ p. 4344
 觀客席より/ p. 4566
 劇塲の部より / 生方賢一郞/ p. 6773
 築地小劇塲演出寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1925年第2巻第11
 『聖ジヨウン』の序文() / シヨウ/ p. 25
 佛蘭西演出家論() / 高橋邦太郞/ p. 613
 エレンブルクと演劇 / 八住利雄/ p. 1418
 ゴオリキイのプチブルジヨア文學觀 / 辻恒/ p. 1922 
 ゲオルク・カイゼルの新作"Gats" / アアノルド/ p. 2326
 ゴオリキイと放浪者精神 / 熊澤復六/ p. 2735
 「社會の敵 / / ハネカア/ p. 3638
 「學士ストツクマン」に扮して / スタニスラアフスキイ/ p. 3943
 演劇異邦巡禮() / 高橋邦太郞/ p. 4446
 海外劇壇消息 / 高橋邦太郞/ p. 4647
 演出目錄硏の究 / 蛇頭生/ p. 4850
 十四年度「詩人祭 / / 佐藤惣之肋/ p. 5152
 觀客席より/ p. 5372
 築地小劇塲演出寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1925年第2巻第12
 『聖ジヨウン』の序文() / シヨウ/ p. 26
 メイエルホリド / セルゲイ・アウスレンデル/ p. 716
 ピランデルロの片鱗 / 高橋邦太郞/ p. 1721
 ピランデルロの戯曲 / 宅昌三/ p. 2226
 ピランデルロの皮肉 / 辻恒/ p. 2728
 ピランデルロの藝術座 / 北村喜八/ p. 2930
 ピランデルロの秘密 / OK/ p. 3030
 スタニスラウスキイの講話 / 小山/ p. 3141
 『靑い鳥』の作者 / 熊澤復六/ p. 4248
 メエテルリンクの象徵主義 / ヘンリ・ロウズ/ p. 4959 
 メエテルリンク氏と語る / スタニスヲフスキイ/ p. 6067
 海外劇壇消息 / 高橋邦太郞/ p. 6871
 觀客席より/ p. 7283
 劇場の部より/ p. 8491
 築地小劇塲演出寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1926年第3巻第1
 『聖ジヨウン』の序文() / シヨウ/ p. 24
 タイロフ小論 / ヅノスコ・ボロブスキー/ p. 59
 勞農ロシアの新しい演劇 / 辻恒/ p. 1015
 アイヘンワアリドの劇塲否定論 / 八住利雄/ p. 1622
 蝙蝠座のこと / オリヴア・セイラア/ p. 2327
 『たのしみの邑』/ p. 2832
 クレーグ抄 / ゴルヅン・クレーグ/ p. 3337
 ラインハルトの『ヱニスの商人』 / ジイグフリイド・ヤアコブゾン/ p. 3844
 獨逸劇塲の『ヱニスの商人』 / ハインツ・ヘラルド/ p. 4547
 ロマン・ロオランの『愛と死との戯れ』 / 高橋邦太郞/ p. 4850
 ロマン・ローランの『愛と死との戯れ』序文 / ロマン・ローラン/ p. 5057
 演出目錄の硏究 / 蛇頭生/ p. 5763
 『靑い鳥』と『赤い鳥』 / 林房雄/ p. 6468
 觀客席より/ p. 6982
 劇場の部より/ p. 8388
 日記の斷片 / 生方賢一郞/ p. 8385
 劇場に活きる心 / 水品春樹/ p. 8588
 築地小劇塲演出寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1926年第3巻第2
 『聖ジヨウン』の序文() / シヨウ/ p. 26
 ゴオルヅン・クレエグ / メイエルホオリド/ p. 710
 近代ロシア演出家論() / 八住利雄/ p. 1117
 ビランデルロの戯曲に就いて / ルイヂ・トネツリイ/ p. 1822
 マアテルリンクの諸作 / チヤンドラア/ p. 2324
 『群盲』 / 蛇頭生/ p. 2525
 チエエホフのこと / ア・クウプリン/ p. 2628
 チエエホフと最後の年 / スタニスラアフスキイ/ p. 2833
 新古演劇書解題(1) / 蛇頭生/ p. 3436
 L'oiseau bieu / 尾崎喜八/ p. 3737
 觀客席より/ p. 3856
 劇場部より/ p. 5663
 批評と感想 / 水品春樹/ p. 5660
 千田君 / 生方賢一郞/ p. 6062
 圀ちやんを送ることば / / p. 6263
 築地小劇塲演出寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1926年第3巻第3
 佛蘭西演出家論() / 高橋邦太郞/ p. 26
 『聖ジヨウン』の序文() / バアナアド・シヨウ/ p. 710
 先頭に立つシヨウ / アシユリイ・ヂユウクス/ p. 1113 
 バアナアド・シヨウ / ルウトヰツヒ・レエヰソン/ p. 1420
 『聖ジヨウン』 / ルイ・ジレエ/ p. 2123
 世界に於ける『聖ジヨウン』の重なる上演者/ p. 2424 
 『役の行者』 / 吉江喬松/ p. 2531
 カアル・シユテルンハイム / ハンス・ナウマン/ p. 3237
 シユテルンハイムの戯曲目錄/ p. 3838
 『長男の權利』の作者マアレエに就て / コオニイリアス・ヰイガント/ p. 3944
 觀客席より/ p. 4560
 劇場部より/ p. 6165
 三人姉妹初演の思ひ出 / 水品春樹/ p. 6163
 劇友會の事 / 生方賢一郞/ p. 6365
 築地小劇塲演出寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1926年第3巻第4
 近代ロシア演出家論() / 八住利雄/ p. 28
 勞農ロシアの新しい演劇(覺書二) / 辻恒/ p. 921
 「ミシエル・オオクレエル / / 藤濯/ p. 2225
 「ミシエル・オオクレエル」の邦譯跋 / 辰野隆/ p. 2630
 ヴイルドラツク小論 / 高橋邦太郞/ p. 3135
 露西亞の演劇に於ける家と構成主義者 / W・フエドオロフ/ p. 3645
 俳優へ與ふる講演 / アレクサンドル・プロオク/ p. 4651
 獨逸文壇近事 / 北村喜八/ p. 5253
 觀客席より/ p. 5465
 劇場部より/ p. 6567
 舞臺稽古の日 / 生方賢一郞/ p. 6567
 築地小劇塲演出寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1926年第3巻第5
 現代佛蘭西演出家論() / 高橋邦太郞/ p. 24
 勞農ロシアの新しい演劇(覺書四) / 辻恒/ p. 513
 未來の劇場 / バベツテ・ドオイツチ/ p. 1423
 「暗の力に就いて / / 熊澤復六/ p. 2432
 「暗の力」雜話 / 高橋邦太郞/ p. 3335
 最近獨逸の上演戯曲/ p. 3636
 觀客席より/ p. 3750
 劇場部より/ p. 5153
 春光斷想 / 水品春樹/ p. 5153
 築地小劇塲演出寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1926年第3巻第6
 近代ロシヤ演出家論() / 八住利雄/ p. 28
 勞農ロシアの新しい演劇(覺書)その四 / 辻恒/ p. 922
 戯曲と舞臺 / ルウトヰツヒ・レヰソン/ p. 2325
 再びカイゼルに就て / 北村喜八/ p. 2629
 英雄にして受難者なるもの / ベルンハルト・デイイボルト/ p. 3035
 カイゼル雜話 / 蛇頭生/ p. 3638
 カレル・チヤペク / アシユリイ・ヂユクス/ p. 3944
 『ミシエル・オオクレエル』と築地小劇場の上演 / シヤルル・ヴイルドラツク/ p. 4548
 佛蘭西演劇消息 // p. 4949
 伯林劇壇消息 // p. 5051
 觀客席より // p. 5255
 劇場部より // p. 5659
 或る男の生活斷章 / 水品春樹/ p. 5659
 築地小劇塲演出寫眞 /
 築地小劇場演出目錄 /
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1926年第3巻第7
 近代ロシヤ演出家論() / 八住利雄/ p. 25
 佛蘭西演出家論 / 高橋邦太郞/ p. 610
 一幕物小論 / ロオランド・レヰス/ p. 1114
 神性の表示 / ゴオヅン・クレエグ/ p. 1518
 「朝から夜中まで」再演の舞臺裝置に就て / 吉田謙吉/ p. 1923
 エヴレイノフ小傳 / 熊澤復六/ p. 2427
 海外戯曲から / 劉園/ p. 2833
 海外劇壇近事 / 高橋邦太郞/ p. 3434
 勞農ロシアの新しい演劇(覺書)その五 / 辻恒/ p. 3552
 觀客席より // p. 5360
 劇場部より // p. 6163
 綠蔭想語 / 水品春樹/ p. 6163
 築地小劇塲演出寫眞 /
 築地小劇場演出目錄 /
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1926年第3巻第8
 書物と俳優 / ゴオヅン・クレエグ/ p. 25
 新劇小論 / シヤルル・デユラン/ p. 614
 現代彿蘭西演出家論 / 高橋邦太郞/ p. 1517
 近代ロシヤ演出家論() / 八住利雄/ p. 1825
 メイエルホリドに就て / 秋山炭六/ p. 2629
 革命劇揚を見た / 辻恒/ p. 3033
 海外戯曲から(その二) / 劉園/ p. 3448
 『楡の木蔭の欲望』(ユウヂイン・オニイル)(承前)/ p. 34
 大戰後の獨逸演劇 / アルフレツド・ケル/ p. 4949
 海外劇壇近事 / 蛇頭生/ p. 4952
 觀客席より/ p. 5360
 劇場日記/ p. 6161
 築地小劇塲演出寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1926年第3巻臨時号
 築地小劇場の所在
 築地小劇場の任務 / 小山/ p. 12
 築地小劇場に就いて / 土方與志/ p. 35
 回顧二年 / 靑山杉作/ p. 67
 過去二年間 / 北村喜八/ p. 89
 『橫つ面をはられる彼』 / レオニイド・アンドレエエフ/ p. 1921
 『海戰』 / ラインハルト・ゲエリンク/ p. 2224
 『息子』の由來 / 小山/ p. 2426
 『馬盜坊』 / バアナアド・シヨウ/ p. 27
 築地小劇塲
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1926年第3巻第9
 書物と俳優 / ゴオヅン・クレエグ/ p. 28
 前衛劇場 / アンリ・ベロオ/ p. 921
 俳優及無者劇場論 / ルドルフ・レオンハルド/ p. 2228
 美術座以前のチエーホフ / レオ・ヴイナア/ p. 2938
 モリエエル作品解題 / 高橋邦太郞/ p. 3950
 「橫つ面をはられる彼」劇・映 / 佐藤雪夫/ p. 5153 
 海外劇壇近事/ p. 5456
 フランス戯曲に就いて / 高橋邦太郞/ p. 5758
 『石・水・風』 / 水品春樹/ p. 5960
 築地小劇場演出寫眞
 築地小劇場演出目錄
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1926年第3巻第10
 戯曲「大鹽平八郞」の作者として / 中村吉藏/ p. 45
 自傳 / 中村吉藏/ p. 611
 附、戯曲著作年表/ p. 1111
 「大鹽平八郞」の舞臺裝置に就て / 木村莊八/ p. 1214 
 「ヰクトリァ勳章のオフレエアテイ」の序文 / バアナアド・シヨウ/ p. 1518
 バアナアド・シヨウの永遠性 / パトリツク・ブレイブルク/ p. 1924
 Marcel Martinet / 尾崎喜八/ p. 2529
 獨逸劇壇の一九二六年 / 久保榮/ p. 3041
 海外劇壇消息 / 高橋邦太郞/ p. 4244
 地方巡業の印象/ p. 4558
 又、どうか惡く思はないで / 丸山定夫/ p. 4546
 地方へ贈る言葉 / 水品春樹/ p. 4649
 旅を終へて / 山本安英/ p. 4950
 私の旅日記 / 岸輝子/ p. 5154
 地方巡業記錄/ p. 5558
 觀客席より/ p. 5962
 劇場日誌/ p. 6363
 地方巡業演出寫眞
 築地小劇塲演出目錄/ p. 17
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1926年第3巻第11
 バアナアド・シヨウの永遠性(承前) / ブレイブルク/ p. 35
 劇揚に於ける文學 / ダアリングトン/ p. 628
 シヨーン・オケイシー / 三浦道夫/ p. 2938
 モスコー藝術座と『どん底』 / セイラア/ p. 3944
 大鹽平八郞を見て / 木村莊八/ p. 4546
 休みの日について / 高橋邦太郞/ p. 4749
 海外劇壇近事 / 高橋邦太郞/ p. 5053
 舞臺技巧から見た『平行』 / 北村喜八/ p. 5456
 觀客席より/ p. 5769
 劇場日誌/ p. 7070
 地方巡業演出寫眞
 築地小劇塲演出目錄/ p. 17
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これ以降のものについては、つづき、雑誌『築地小劇場』をご覧ください。

雑誌『築地小劇場』の歴史(1924年~1926年)

雑誌『築地小劇場』の歴史 1924 年~ 1930 年  大正 13 年( 1924 )、小山内薫、土方与志の手で築地小劇場が創設された。これによって、日本の新劇運動の幕が開かれたといわれる。それは劇場と劇団とが一体となったまさに画期的な運動であり、演劇を...